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2014年12月以前の item に関しましては
 http://satoyama-saijiki/shinchaku2014-122.htmで参照下さい
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新治市民の森の4月の定例観察会、桜は満開、花曇りの陽気、キノコは季節がら少なかったが雨には合わず、軟質菌に目が移らず硬質菌の観察には絶好の季節.
 襞間隔が少し狭いように見えるが、これも許容範囲のうちなのかもしれない。
            カイガラタケ (タマチョレイタケ科) 
  横浜市
新治市民の森
2016年4月3日
単生していて解りにくい時は、肉を引きちぎってみるとニカワ質 なので、同定が容易、
            エビウラタケ (シワタケ科)
使い古した枕木のような錆びた色をしている、裏面には小さな疣状の突起がある、
 
          エビウロコタケ (タバコウロコタケ科)
傘径1.5cm程度、 傘の上面の繊維状鱗片が放射状に荒く圧着し先端は硬い粗毛になっている、…( 学名などは日本産菌類集攬より )
            ミノタケ (シロアミタケ属)
 何本か散生していた、お馴染みのクワの落果より発生するキボリアキンカクキン属のキノコ、少し遅れて発生するものにキツネノヤリ属のキノコ、キツネノヤリがある。
         キツネノワン (キンカクキン科)
 広葉樹の倒木についていた老菌、管孔は細かく灰褐色、隣に若菌?があったので。

         ホウネンタケ (タマチョレイタケ科)
広葉樹の落ち枝から発生していた、鈍系の針先2ー3mm程度、 この種には2種のタイプがあり本種は無柄半背着性のものか?
       ニクハリタケ (ニクハリタケ科)
傘径2.5cm、柄約5cm、数本散生していた、柄には膜質のツバがあり、柄の中央よりもかなり低い、
        ツチイチメガサ (コガサタケ属)
ミズキの切り株から発生していた樹液酵母、この中にはいろいろな酵母菌により鮮やかな色を呈し、匂いを放ち虫を呼ぶ。
         樹液酵母・フサリウ? (サッカロミケス科) 
神奈川キノコの会や小田原市入生田、などでは殆んどがオオシトネタケである、新治でも同じ、ただ、丹沢調査報告書の中では、胞子の刺状突起などが文献のものと違い要検討種であり、フクロシトネタケは普通種であるとの記載がある。 
            オオシトネタケ (ノボリリュウタケ科
     
 湿った倒木上にはこの種のキノコが多くみられる、似たようなものは多い。(現在熟成中)

       モリシア メラレウカ 近縁種 (和名なし)ヘソタケ科モリシア属
 広葉樹の湿った朽木上に発生していた。子実体の直径1〜2.3mm浅い椀形をしている。全体にゼラチン質で半透明やや橙色がかった黄色をしており、縁は全縁で平滑であり柄は0〜1.5mm、あるものは少なく殆ど基質に固着したものが多い。子のう、胞子とも未熟。
注記)この属は、線虫を捕食するものとして知られている。
      オルビリアの仲間 (オルビリア網、オルビリア目、オルビリア科)
 花曇り、心配した雨も遠のき又寒くもない、この時期軟質菌はないが、硬質菌を観察するには絶好の時期である、相応の成果は見られたと思う。
           春爛漫・新治の観桜ー2016