新 着 情 報
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7月
茅ヶ崎の菌類調査?も雨のため順延続きようやく出来たと思ったら小雨に見舞われた。アオキの落葉より発生して いる子嚢菌を武さんが見付けた。Korf氏が1980年の後半半年ばかり来日し、その時の報告書が横浜国大より 出されている「Japanese Discomycete Note V」 17〜18頁のものと同類ではないだろうか。 Lambertella brunneola (チャイロミキンカクキン属) |
茅ヶ崎市 清水谷 09年7月28日 |
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傘径1cm位の幼菌、傘上の皺状の襞が青く浮び上って見える。ヒダの部分も青みがかって見えるがヒダの外周近くは 微かに赤みが見られた。(幼菌のため胞子は未だ発生せず) カサヒダタケ幼菌(ウラベニガサ科) |
茅ヶ崎市 清水谷 09年7月28日 |
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朝までの雨で子器が洗われて赤色が鮮明に見える。子嚢果の高さは4cm程度、箱根では硫黄分の入ったガスが かかる大涌谷の道筋に多く見られる。以前は地衣類に入れていたが最近では子嚢菌に分類されている。 ユオウゴケ(ハナゴケ科) |
神奈川県 箱根町 09年7月22日 |
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半ば埋没した腐朽木から顔を出していた。最初は昆虫かクモなどの住処跡かとも思ったが、子嚢胞子は極めて小さく 数も多い。何方かご存知の方が居られたらお教えください。一応Tympanis属にいれておくことにした。 テンパニス属 S.P(ズキンタケ科) |
藤沢市 大庭 09年7月21日 |
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神奈川キノコの会宿泊勉強会の3日目、朝食解散後メンバーの宇都宮ご夫妻のご好意で富士山の西臼塚に 案内して頂いた。駐車場の近くで最初に出会ったのがこのキノコ、6〜7株発生していた。 ウスタケ(ラッパタケ科) |
静岡県 富士山南麓 09年7月13日 |
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ホオの実から発生していた。子実体はひも状で5cmくらい。黒褐色であるが幼体では黒い。 枝分かれしているものもみられる。 ホソツクシタケ(クロサイワイタケ科) |
静岡県 富士山南麓 09年7月13日 |
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下山途中で宇都宮ご夫妻が見つけられた。広葉樹の朽木に発生し傘径は約3cm、柄は4cm位で襞の一部が黒変 している。写真は翌日(16時間後)に撮影したものである。判らないので城川先生に送り同定して頂いた詳細は 「くさびら(神奈川キノコの会会報)」2006号20ページ参照。先生有難うございました。 ミヤマシメジ(キシメジ科) |
静岡県 富士山南麓 09年7月13日 |
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ヒメホウライタケ節のものだろうか柄が10cm以上もあり根状菌糸束が多数絡まっている1m位のものもみうけられた。 似たものにハリガネオチバタケ(Marasmius siccus)もあるがこれは基部に繊維状、剛毛状の菌糸体があるようである。 ウマノケタケ(キシメジ科) |
静岡県 富士山南麓 09年7月13日 |
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キャンプ場前の芝生に生えておりよく目立つ。傘はややビロード状で柄はやや隆起した網の目状、傷つけても 青くはならない。やや苦い。 キアミアシイグチ(イグチ科) |
静岡県 沼津市民の森 09年7月12日 |
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ニガイグチ属の管孔は傷つけると褐色になる。柄は隆起した網模様がある。なだらかな斜面に生えていたので90mm マクロレンズでも下面からでも撮る事ができた。 ホオベニシロアシイグチ(イグチ科) |
静岡県 沼津市民の森 09年7月12日 |
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沼津市民の森での宿泊勉強会、3コースに別れた、我々はキャンプ場のある公園中心部の2コースを探索した。 黄色タイプのもので黒いグレバが悪臭を放っている。蝿がカメラなんか気にせず飛んできてせっせと食事 を楽しみ始めた。 サンコタケ(アカカゴタケ科) |
静岡県 沼津市民の森 09年7月12日 |
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キャンプ場の近くの広葉樹林帯に生えていた。針葉樹林帯のものとイボの付き方が違うとも言われているがこれは白い平滑に近いイボである。 テングタケ(テングタケ科) |
静岡県 沼津市民の森 09年7月12日 |
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この子嚢菌はベニタケ科やイグチ科のキノコの菌蕾に寄生して宿主のキノコを奇形にしてしまう。スビクルムを張り子嚢殻をつくる。蝿などの好物だろうか?蝿が飛んできて離れない。蝿の雌雄は不明? ヒポミケス(ヒポミケスキン科) |
静岡県 沼津市民の森 09年7月12日 |
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5〜6m位の距離に足の踏み場も無い位の数、高さ7〜8cm位のものから1cm位の幼菌などまでが無数に散在していた 土に埋もれた大きな幾つもの菌核があるのではないだろうか。 ミミブサタケ(ベニチャワンタケ科) |
静岡県 沼津市民の森 09年7月12日 |
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神奈川キノコの会の宿泊勉強会、宇都宮ご夫妻の車に乗せて頂き伊豆の国市に向かう。途中伊豆の韮山CCの近くの森に入ると7〜8個の美味しそうな若いタマゴタケが迎えてくれた。 タマゴタケ(テングタケ科) |
静岡県 伊豆韮山高原 09年7月11日 |
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中型のキノコでブナ科の林に生え変色性は無い、一般にあまり利用されてはいないが美味しいきのこ、刻んで炒め物 などに。柄は橙褐色で細かい網目で覆われる。 コガネヤマドリ(イグチ科) |
静岡県 伊豆韮山高原 09年7月11日 |
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縁部が管孔部より膜状に突き出している。老菌に近い、美味しい食菌である。 アカヤマドリ(イグチ科) |
静岡県 伊豆韮山高原 09年7月11日 |
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管孔はワイン色をして、肉は白く、変色性は無いが苦いキノコであり食用には適さない。この森のブナ科の樹下には 他にもイグチ類が多かった。 ニガイグチモドキ(イグチ科) |
静岡県 伊豆韮山高原 09年7月11日 |
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広葉樹の半埋木から出ていた。傘径は1cm止まり中央部は少し窪んでいる、白色からピンク色、縁は不規則に曲がる ものもある。周囲には細かい条線がある。胞子は8〜12×6.5〜8、楕円状多角形、A図は水マウントB図はメルツァー 液処理、(胞子の中の円形状の含有物は消失か?)。 ヒメシロウラベニタケ(イッポンシメジ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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移植した苗木の肥料に多くの小さなキノコが群生していた。柄はやや捩れて、基部には菌糸が付着している。念のため検鏡してみるとヒカゲタケ属の同種名のものと似たところがみられた。 ヒカゲタケ属 S.P(ヒトヨタケ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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モリノカレバタケ属で高橋春樹氏が2001年Mycoscience 42,339〜345に載せている。傘は35〜45mm位中央が少し 凹む放射状溝線、肉は薄い、襞は粗い白〜黄緑色。柄は細粉〜細綿毛状 ヒロハアマタケ(キシメジ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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広葉樹の朽木に単生、群生、束生、縁部が内巻きするヒダサカズキタケと似ている。傘はロート形。2000年高橋氏により新種記載された。 オリーブサカズキタケ(キシメジ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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駐車場の東側に径1.8高さ1mの大きな植木鉢が数個ありシラカシが1本づつ植えてある。木の高さも8m位であり そこに毎年春秋キツネタケとこのキノコがでる、中央はくぼみ周囲には放射状の溝線が見られ柄には縦の条紋がある。 カレバキツネタケ(キシメジ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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冬虫夏草のシーズン。早速宇都宮さんのご夫妻が見つけた.掘出して見ると成虫のアオオサムシ? オサムシタケ(スチルベラ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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傘の中央が窪む。襞は細かく僅かに肉色を帯びている。刺激臭、ゴマの臭いなどがある。柄は傘の色に近い。 コクサウラベニタケ(イッポンシメジ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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斜面に移植した樹木の堆肥から多数群生していた。碁石状の小塊粒は約5mm前後、下部には臍の緒がついている。 ハタケチャダイゴケ(チャダイゴケ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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アオキの葉に出るホウライタケ属の小さなキノコ、柄はウマノ毛のように細い。 アオキオチバタケ(キシメジ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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杉の腐木に発生していた。傘径は2.5cm位、真中がやや窪んでおり、中心部は暗色、襞は黄色である。 この日は多くの場所で見かけられた。 ヒメキシメジ(キシメジ科) |
横浜市 新治市民の森 09年7月5日 |
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子嚢果は3cmくらいで折っても白い色はしていない、またカノツノタケの様に先端が分岐したり尖ったりはしていない。 一応仮同定場所はここにおいておくことにした。(武山氏採集) ザイラリア ロンジペス(クロサイワイタケ科) |
茅ヶ崎市 清水谷 09年6月18日 |