新 着 情 報
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神奈川キノコの会の勉強会、今年度は神奈川県生命の星・地球博物館の菌類ボランテアとの合同勉強会になり参加者も30名を超えた。台風の雨のあとで期待したが、成果はさほどでもなかった。 ベニチャワンタケ ( ベニチャワンタケ科 ) |
小田原市 城山公園 2013年9月22日 |
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タブの枯枝より発生していた、傘径約3.5cm、やや粘性がある、柄には上部にツバがある。脈連絡はない。脈連絡のあるヌメリツバタケモドキはブナ帯に多いといわれている。(食) ヌメリツバタケ ( タマバリタケ科、ヌメリツバタケ属(新称) ) |
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かさ径約1cm程度の小さなアセタケ類、周囲は放射状の条線があり中央部はササクレがある。柄は白色菌糸状の繊維がある。胞子は顕著なこぶ状である(現地検鏡) コブアセタケ ( アセタケ科 ) |
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今日の同定場所には数本おいてあった、柄にはツバは無い。城山公園は今回初めてである、シイ林でナラ類は殆ど無い。土手の上の平地ではキノコはあまり見られず、空堀の土手に幾つか見られた。(食 ) ツルタケ ( テングタケ 科 ) |
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シイ林に生えていた、傘径約1.5cm、傘には綿質の様なものに覆われている。柄も同様だが、綿質のつばは消え去っている。同定シートより借用して写す。 コナカブリテングタケ (テングタケ科 ) |
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チャヌメリカラカサタケに似ているがヒダは離生し、柄に厚いヌメリが見られた。最近新治市民の森などで見られた。似たものにコクリノカサモドキ(北陸のきのこ図鑑、ヌメリガサ科、仮称)があるが、これはヌメリガサ属でヒダが垂生の特徴をもっている。参考文献:Siga Univ.,Ser.Nat.
Sci. 9:73,1954)神奈川キノコの会機関紙「くさびら」25号、2003 参照 ヌメリカラカサタケ (テングタケ科) |
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広葉樹の枯枝に発生していた子嚢果の径0.3mm位のベニアワツブタケ科のキノコ、宿主はXyrariaで子嚢胞子は楕円形で隔壁をもち2個の油球を持っている。J
-, 側糸はない。
なお、東大農学部の広岡氏が Mycoscience 200849:281-290に Taxonomic studies of nectrioid
fungi in Japan. V. The genus Cosmospora、で新種を幾つか記述していました。やはり宿主は Xylariaceaeが幾つかありました. Cosmospora属sp. (Nectria科)
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N爺さんから例によって速達で送られて来たチャワンタケ類、今回も珍しいものであった。腐朽木に全着性している、1cm以下の比較的平らな子嚢盤を持ったチャワンタケ類、子嚢は円筒形で基部は縮まりL=225μm程度、メルツアー反応は陰性、胞子は楕円形で平滑で無色、厚膜19-22.5×13-15μm中に2個の油球があり、側糸は糸状で分岐はなし、先端に近い部分から膨れ太いところで10μm先端に柔らかい短毛あり托外被はゼラチン層になっていない。ピロネマキン科 Psilopezia属、Psilopezia sp.?(和名無し) | 横浜市 新治市民の森 2013年9月9日 (NG氏) |
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新治市民の森の定例観察会、先週は神奈川キノコの会の勉強会のため今週になった。数日続いた雨でようやく軟質菌も出始めた。推肥上のもみ散布の場所、隔年毎に発生する、柄は触ると赤変する、柄の中ごろには膜質のつばがあ。 ツブカラカサタケ (ハラタケ科) |
横浜市 新治市民の森 2013年9月8日 |
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今日はハラタケ科が多い、長い間の酷暑と乾燥続きで、か弱いこのキノコも傘が憂いを帯びたようになってしまった。これも種の変異の範疇だろう。 キツネノハナガサ ( ハラタケ科) |
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オニタケの多い日だ、彼方此方で目につく。柄の中ごろには膜質のつばがありこれより下は、傘と同じような小突起がある。 オニタケ ( ハラタケ科 ) |
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傘、ヒダ、柄と黄色味を帯びたもの、傘径約2.5cm、柄約5cm、柄の基部はやや膨らむ、傷をつけるとこれらの部分は青変する、美女が採集、中爺氏が大切に持ち帰り検鏡。 キヒダカラカサタケ ( ハラタケ科 ) |
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何時の間にか必ず行くメインコースになってしまった、針葉樹と広葉樹混生林の地上で毎年の様に発生する。図鑑によると国内には4種が知られているとあるが、種に関しては未確認。 ヌメリカラカサタケ 属 ( テングタケ 科 ) |
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傘径約5cm、レモン色のキノコ、今日はこの種は非常に多かった、斜面一面に20株以上の個体、卵形、中高扁平など、柄基部の肥大部には層状痕跡跡がある。 ウスキテングタケ ( テングタケ科 ) |
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今日の天気予報は小雨であったが、最後まで雨には遭わなかった、近くの寺家自然の家の森からの連絡では、小雨との事、湿度が高く蒸したけど、温度計の数値は29度、先月より約10℃も低い。帰りの電車では 大雨に見舞われた。幼菌が数人揃って顔を出していた。 コテングタケモドキ ( テングタケ科 ) |
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昔イグチ通りと言われていたところもプラスチック材による土留めの工事を行い数年は何も出なかったがようやく出るようになった。柄の上部はレモン色で、管孔面は触れると僅かに青変する、 キッコウアワタケ(広義) ( イグチ科、アワタケ属 ) |
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帰り道、通称ムレオオイチョウタケの生える樹木の斜面に大型のイグチが出ていた。斜面が急なのでカメラを構えると幸いな事に管孔面が撮れる。あと幾つかUPしたいものもあるが、今日のところはこれで留めたい。 ヤマドリタケモドキ ( イグチ科、イグチ属 ) |
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前日N爺さんが高尾山で7日に採集したもの、担子胞子は広楕円形で13−20×10-15μm、縁シスチジアなども、鳥取の「菌じん研究所研究報告43号」のPetersen
& Nagas氏の報告と合致する。2005年の報告ではXlerula属であったが 最近Petersenは Hymenopellis 属に変更したようである。 ブナノモリツエタケ ( タマバリタケ科 ) |
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このカビは主にクヌギタケの仲間のキノコを好み、傘の上二直毛状のほう子嚢柄をのばす、亜高山などの涼しいところに多い、胞子のう柄の先端に丸い胞子のうをつける。キノコから栄養を奪っている菌寄生菌である(注)変形菌は菌類には分類されないが、接合菌類は菌類に分類される、 タケハリカビ (接合菌門・ケカビ科) |
静岡県 富士太郎坊 2013年9月1日 |
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神奈川キノコの会、静岡県富士太郎坊での野外勉強会、ここも今年は例年より少なかった、上に登らず駐車場の少し上西側に入り探索したが正解であった。上に登った人は何も無かったようであった。 ススタケの仲間 ( イッポンシメジ科 ) |
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傘径4cm位で暗紫色の細燐片に密に覆われており、柄も同色の燐片、しかしコンイロイッポンシメジの様な縦線はない。 ナスコンイロイッポンシメジ ( イッポンシメジ科 ) |
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傘径約5cm,くらい、無毛でやや粘性があり、黄褐色で全面に凹凸がある、柄は長さ6cm 程度、類黒色の細燐片がある、スミゾメヤマイグチに似ている?ヤマイグチの変化の範疇との事であった。 ヤマイグチ ( イグチ科 ) |
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広葉樹の腐朽木から発生しており傘径約4cm程度、今日は多く見られたが、ヒダが垂生していないので、この種とした。(ヒロヒダタケモドキはホウライタケ科ニセアシナガタケ属) ヒロヒダタケ ( ポロテレウム 科、ヒロヒダタケ属 ) |
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ススタケの仲間の約30cm位の位置に生えていた。高さ約3cm程度。 キソウメンタケ ( シロソウメンタケ科 ) |
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地元のフジタケさんが元気な姿で参加され山梨県側で採取した数種を持参して見せてくれた、その中の一つをお借りして写したものである。 ムラサキアブラシメジモドキ ( フウセンタケ科 ) |
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フジタケさんが採集したものである。傘径約4cm、表面には粘性があり橙黄色の毛状の燐片が覆っている、縁部は内側に巻き、ヒダは密で傷ついた部分は紫色に変わる。 ムラサキイロガワリハツ ( ベニタケ科 ) |