新 着 情 報
2012年 | 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 |
2011年 | 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2010年 | 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2009年 | 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2008年 | 1月 2月、3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 |
2007年 | 4月、 5月、 6月, 7月、8月、9月,10月, 11月, 12月 |
2012年 10 月 (9月28日〜)
2012年10月4日UPのOtidea sp.に関して10月30日、同定しましたので訂正いたします。 カワリニセチャワンタケ (ピロネマキン科、ウスベニミミタケ属) |
訂 正 | |
生命の星・地球博物館菌類ボランテア野中氏の採集品、場所は県内南足柄丸太の森、今年は小田原市入生田などにも見られる。同定は同博物館の折原先生にお願いした。先生有難うございました。 ウツロイモタケ (ピロネマキン科) |
県内南足柄市 丸太の森 2012年10月24日 |
|
同武田さんの採集品、托外皮層に短い剛毛が生いている。子のう胞子は全体に細かい疣状のものがあり、両端のものはやや大きめ。紡錘形でやや不対称、大きな油球が2個ある。大きさは30-40×11-13μmと大きい。 ビロードチャワンタケ (ピロネマキン科 Jafnea 属 ) |
相模原市 2012年10月17日 |
|
神奈川キノコの会今年度最後の野外勉強会、秋の行楽日和、ナラタケ、ウラムラサキシメジ、ばかりで淋しい結果であった。 ワタゲナラタケ ( タマバリタケ科) |
葉山町 南郷上の山公園 2012年10月21日 |
|
今日のキノコ採集地の入り口は草に覆われ判りにくい、しかし幹事のKTさんが草刈をして登り易くなっていた。この道?を通るのは恐らく我々の年1回位の利用しかないのではないか等話しながら倒れた樹木をくぐり荒れた坂を登る、これは途中両側竹林の斜面に生えていた貴重な1本。 カラカサタケ (ハラタケ科) |
||
ベニチャワンタケ科の最盛期、何処でも見られる。チャワンタケ科ではないのでメルツアー反応は陰性である。再度掲載したが、この属はベニチャワンタケモドキなどもあり外観だけでは同定が難しいので再度検鏡を行う。 ベニチャワンタケ (ベニチャワンタケ科) |
||
老菌になりがかったウラムラサキシメジの大群、襞の鮮紫色などは褪せてしまってその陰すら見えない。 あまりの大群なので証拠撮影を行う。 ウラムラサキシメジの群生 (キシメジ科) |
||
横浜市自然博物館主催のキノコ観察会に神奈川キノコの会が協賛し例年この時期に行われる。今回も多くの参加者があった。今年は特に珍しいキノコも見られず、テングタケ類とベニタケ科のキノコ等が見られた位。このチャワンタケ類なども漸く出てきた程度で沢筋には少し見られた。 ベニチャワンタケ (ベニチャワンタケ科) |
横須賀市 神武寺 2012年10月14日 |
|
今回は集合場所が京急の追浜駅と神武寺駅の2ヶ所になった。小生は従来通り神武寺駅に集合、登り始めて最初に目についたキノコ、傘には環紋も毛もなく、襞は傷をつけると少量の透明な乳液がでる。 Lactarius sp. ( ベニタケ科) |
||
図鑑によると分布は石川、神奈川とある。似たものにヒナツチガキがあるがこれはマット状菌糸から生じるのに対しモドキは腐葉土に群生する。顕微鏡的には原菌糸にクランプがある点が違う。 ヒナツチガキモドキ(幼菌) ( ヒメツチグリ科) |
||
胞子は 11-13×6-7μmで紡錘形〜卵形で鋭い棘がある。今回のものに関しては棘状に疑問点もあるので、再同定が必要である。(写真は採集品を土間に置いて撮たものである) コアラホウキタケ? (ホウキタケ科) |
||
あまり見かけなかったので同定品を拝借し写した。柄の網目はなく、粒点や鱗片もない、条線は見られる、つばはない。傘の粘性はない、鱗片もない。管孔の変色性は汚褐色である。 コビチャニガイグチ? (イグチ科 ) |
||
神奈川キノコの会10月度第一回勉強会は横浜市戸塚区の舞岡公園で行われた。あいにくの小雨で、 キノコの種類は10月にしては少し物足りないようであった。旧ムツノウラベニタケ属sp. ヒカゲウラベニタケ属 sp. (イッポンシメジ科) |
横浜市 舞岡公園 2012年10月7日 |
|
小雨で写真が撮れず(言い訳かな)已む無し。 クサウラベニタケ (イッポンシメジ科) |
||
落枝のあるところには至るところで生えていた。この種のキノコはには似た種類が多いかさに周辺部では浅い溝線があり柄は細く強靭で中空、柄の根元には剛毛が生えている。 ヒカゲオチエダタケ (ホウライタケ科) |
||
昨夜からの雨で急に出てきたのだろうか、小雨で傘面が綺麗に見える。 キツネノカラカサ (ハラタケ科) |
||
県立博物館の菌類定例調査日、今月は種類なども非常に多く、時間の経過を忘れるような半日であった。子のう盤の直径約1.5〜2cmのものが数株散生していた。ベニチャワンタケ属のベニチャワンタケ、ベニチャワンタケモドキ、に関しては、図鑑により多少相違があり、同定に困るため、今回は大谷吉雄氏の「日本産ベニチャワンタケ亜目」Trans.mycol.Soc.Japan,1980,に基づき行った。なお、文献の一部Copy、同誌P164,165を添付しておく。 ベニチャワンタケモドキ (ベニチャワンタケ科) |
小田原市 入生田 2012年10月4日 |
|
2011年京大の佐藤博俊氏がMycologia に発表したもので傘径4cm位の珍しいクロイグチ。柄の付根が網状になっている。傘径約4cm程度、初めて見たオニイグチ類のキノコ、柄の付根が明瞭な網状になっている。 アミアシオニイグチ (イグチ科) |
||
崖に生えていた1本。カメラが漸く届く場所である、傘は張り出した土に覆われている。折原先生が見つけ説明を頂いたが、今日はキノコが多く、各自それぞれの場所で観察していたので説明を聞いたのはこの地点まで来た、通称変人会のNj氏と私の3名。 カバイロコナテングタケ (テングタケ科) |
||
子嚢盤径3cm程度のものが7個束生して15cm位に大きく見える。子嚢盤は椀形で一部が下部まで割れるのが特徴。なお側糸が釣り針上に湾曲するのが特徴。ミミブイサタケと似ているが ミミブサタケ属(Wynner):ベニチャワンタケ科で菌核から生じる。胞子は大きく40〜47x17〜18μm。(Zhong .Mycotaxon Vol 30 PP.465-471 1987 ) ウスベニミミタケ属(Otidea):ピロネマキン科、胞子は10μ程度で油球が2個ある。側糸は釣り針状に曲がる。(大谷吉雄. Trans.Mycol. Soc. Japan Vol IX.101-108.)現在報告されているのは10種位ある。 Otidea SP. (ピロネマキン科、ウスベニミミタケ属) |
||
子実体径1.5cm程度、上端の孔縁盤は14〜20本の明確な溝線があり高さ3mm位で円座はない。 コフキクロツチガキ (ヒメツチグリ科) |
||
イロガワリヤマイグチの近くに発生していた地下生菌、このイグチと最も近縁関係にあるといわれている。 (Rossbeevera griseovelutina Orihara (地下生菌)) ネズミツチダマタケ (イグチ科) |
||
傘径約3cm位のハラタケ科のキノコ、採集時は傘の周辺は青緑色ではなかったが、採集して広げた時点で色が変わっているのが判明。参考文献:青木図版、スイスの図鑑第4巻。同定:城川先生 ススケクリイロカラカサタケ (ハラタケ科) |
||
横浜新治市民の森の10月度定例観察会は日程の都合で9月30日に行われた。大型台風の影響で午前中で終了したが、多くのキノコが見られた。この種のキノコ、幼時傘は白色綿屑状皮膜が付着しているが成熟するにつれて脱落する。似たものにザラミノヒトヨタケ、ザラミノヒトヨタケモドキなど、5種が報告されているが、胞子にはイボがありみな殆ど同じ大きさである。区別はシスチジアの形、発芽孔などにより区別する。(青木図版、原色日本新菌類図鑑) ミヤマザラミノヒトヨタケ (ヒトヨタケ科) |
横浜市 新治市民の森 2012年9月30日 |
|
数日前にこの森を探索したNJ氏が「尾根道に大型菌が沢山発生していた」他の道は何もない、との情報でこの道で探すことにした。落葉の推積した場所に、多くのものが散生していた。 ウスキモリノカサ (ハラタケ科) |
||
新治市民の森では今までに2006年7月2日鎌立谷戸での記録がある。傘径約4cm、黒褐色綿質のイボ、つばはない、傘には条線がある、襞は暗灰色粉状、つぼは黒褐色で綿質で不完全。 テングツルタケ (テングタケ科) |
||
我々の呼称でマムシの道と言われている場所の土留めの下から小さな顔をだしていた。新治では2010年8月3日の記録が残っている、ただ検鏡はしていないので疑問種?となっている。図鑑には地上性であり、管孔面は変色性がないとある。今回傷をつけると微かな薄青色の線が生じた。(折原先生に同定をお願いし、ご意見をお伺い致しました。先生有難うございました) |
||
蓼科高原は何処に行ってもカラマツ林ばかりである。キノコのシーズン、イグチ類チチタケ類が多かった。似た種類には、アメリカウラベニイロガワリ、オオウラベニイロガワリ、バライロウラベニイロガワリ、などがある。今回は柄基部の毛被により、本種とした。(標高約 1500m地点) 地元の信越テレビは長野県内のキノコのセシウムの量が基準値の約2倍出ているので野性のキノコは食べないように。栽培キノコならOKとの映像を何回も流していた。 オオウラベニイロガワリ (イグチ科) |
長野県茅野市 蓼科高原 2012年9月28日 |
|
標高1500位の広葉樹林帯に入ると彼方此方にでている、この地方の人は出汁が美味いといわれているこの種はあまり好まないのかも知れない。ただ地方により味が微妙に違うようでもあるが。 チチタケ (ベニタケ科) |
||
カラマツ林とハナイグチは付き物と言われる位に多い。人気種類の中の一つである。 ハナイグチ (ヌメリイグチ科) |
||
このキノコの情報は未だあまり耳にしない。これも人気食菌の一つである。整地した砂利の間から力強く出ていた。 ハタケシメジ (シメジ科) |
||
地上性ではなく、カラマツの腐朽樹から発生している。 ホウキタケ属 sp. (ラッパタケ科) |
||
尾根道を歩いていたら針葉樹の腐朽樹に接近して出ていたホウキタケ属のキノコ、後方はチャツムタケ。 チャホウキタケ近似種 (ラッパタケ科) |
||
今年5月に訪れたときには沢筋の途中に生えており、子のう胞子をつけていた。今回はそこよりも約150m下方の場所に生えておりケカビの分生子だけであった。 タケハリカビ(接合菌類)(学名:スピネルス・フシガー) |
||
見たことのないようなキノコ、外観はムジナタケの変種のようでもあるが、1日経過したら、色が朱褐色に変化。 モエギタケ科 sp. ?(不明菌) |
||
快晴の天気23度C、しかし夜は冷えて暖房を入れてやすむ。2日目は尾根歩き、(きつい)膝の鎮痛剤を飲み湿布をして登る。しかしキノコを見つけると痛みも飛んでしまう。下から見るとツノシメジに見えるが、つばの跡が見える、傘面は全く違う。 ハナガサタケ(モエギタケ科 ) |