Boletellus sp. |
2012年9月30日 横浜市 新治市民の森 |
我々の呼称でマムシの道と言われている、所の土留めの下から小さな顔をだしていた。2010年8月3日の記録が残っている、ただ検鏡はしていないので 疑問種?となっている。今回は地上性であり、管孔面は変色性がないとある。今回傷をつけて薄青色の線が生じた。 |
折原先生に写真上で同定を頂いた。(以下先生より頂いたコメント)i
傘面の様子ははっきりと分かりませんが、拝見する限りでは、キクバナイグチか、その近縁種であるように思います。
傘が鱗片状になり、縁部にフリンジが見られること、柄がやや硬質である(ように見える)ことなどが理由です。
夏場にシイ・カシ林によく発生するきのこですが、まだ発生していてもおかしくないと思います。
シワチャヤマイグチとは異なると思います。ちなみに、本種は『…ヤマイグチ』とありますが、
実際にはヤマイグチLeccinum
の仲間ではなく、現在はXerocomus
hortonii (アワタケ属)とされるのが世界的には普通です。
また、柄の形態、傘に粘性がないこととフリンジの特徴から、ヌメリイグチ属菌ではないと思います。
キクバナイグチの仲間であれば、担子胞子表面に縦に走る筋が見られますので、よろしければ確認してみてください。
先生有難うございました。