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天気は良かったけれども風が冷たい気温は7℃、県立茅ヶ崎里山公園を歩いてみた。「谷の家」南東側の大きなツバキの木の下に今年も姿を見せてくれた。
     ツバキキンカクチャワンタケ(キンカクキン科)
茅ヶ崎市
県立茅ヶ崎里山公園
2012年2月28日
茅ヶ崎里山公園の西側尾根を歩いてみる。ウメの木に子実体の径約1.5cm程度のものが生えていた。後方にはかすかに大山が見えた。
      ヒメカタパンタケ(タマチョレイタケ科、旧多孔菌科)
この県立公園のキノコは東尾根側より西側の方が種類が多い。子実層面は薄歯状になっており老菌でも周縁部が白色であるので見分けがつく。
      クシノハシワタケ(キウロコタケ科、(旧ウロコタケ科))
樹を伐採して公園の拡張をしている、比較的何処にでもある菌であるが何もない時季であるので載せることにした。
       オロシタケ(ヒメキクラゲ科)
軟質菌の姿はなく目につくものは硬質菌ばかりである、これは針葉樹の枯れ木についていたもの。なお上部のものはヒビワレコメバタケと思うが?。
       ムラサキアナタケ(タマチョレイタケ科(旧多孔菌科))
傘には細かい環紋が多数あり蜜に短毛がついている、色の変化も多いが傘下部の子実層托は襞状。
      カイガラタケ(タマチョレイタケ科、(旧多孔菌科))
小田原市
入生田
2012年2月9日
漸く子嚢菌らしいものを見つけた、半ば腐朽している太いケヤキの切り株に鮮やかな姿を見せてくれた。検鏡でヨード反応は陽性、側糸は槍形なので、ヒナノチャワンタケモドキ属ではないことが解った。種の同定が出来次第追加したいと考えている。
      ヒナノチャワンタケ属 sp. (ヒナノチャワンタケ科)
この地域も今年は硬質菌の姿も殆ど見られない。スギの旱魃枝の下に隠れており枝を取り除いたつもりであるが…。
      ヒダキクラゲ (キクラゲ科)
コナラの倒木上に生えていたもの、最初うめぼしと間違えた、間違えた記念に一寸。

      シイタケ(ツキヨタケ科(旧キシメジ科))
2月には軟質菌は殆ど見られない。そのため通常は気には留めなかった硬質菌を勉強するのには良い時期である。ただ硬質菌も成長の時期ではないので、標準的な姿jは見られずいろんな姿で、頭を悩ませてくれた。今回軟質菌はこの種と、半ば乾いたエノキだけであった。
       ヒラタケ(ヒラタケ科)
横浜市
新治市民の森
2012年2月5日
スダジイの切り株に生えていたキコブタケ属の硬質菌、N氏の検鏡の結果剛毛体の先端が湾曲していた。新治では初認である。
       ツリバリサルノコシカケ(タバコウロコタケ科)
この時季は傘上面のビロード状の微毛だけでは、判断しにくい、傘下面の鈍角上状の針、縁週部の針の長さ、桜餅?の様な香り。
       ニセニクハリタケ(シワタケ科) (旧多孔菌科)
新治ではヤマグワの樹に良く見られる。サビキン目に近い仲間である事は知られている。ただサビキンと違うのはこのグループは植物に付くカイガラムシと共生をしている事である。
       ハイイロモンパキン(モンパキン科)
硬質菌でも冬に綺麗な色となるキノコもある。その一つである。
      ニクウスバタケ(タマチョレイタケ科) (旧多孔菌科)
1日の最後の休憩場所、旱魃材で作った丸太の椅子には何種類かの旧多孔菌科のキノコが付いている。その中の1種。
       クジラタケ(タマチョレイタケ科) (旧多孔菌科)
夏に見るものと今時分見るものとは大分違う、もともと櫛状の低い隆起をもつものから薄歯状の突起を持つものまで変化が多い。
      クシノハシワタケ(ウロコタケ科)
針葉樹の枯用材に多く生えていた。ここでは半円形のものと、冬などは横に連なる棚状のものが見られる。半背着性の傘には僅かに環紋が見られた。
         ヒメシロアミタケ(所属科未確定) (旧多孔菌科)