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天皇陛下ご在位20年という節目の機会に2年前那須御用邸の一部を宮内庁から環境省へ返還されたものです。豊で多様な動植物など自然環境が残っています。(2013年10月21日)
        那須平成の森ー駒止めの滝紅葉風景
2013年10月21日
 栃木県
那須平成の森
那須の御用邸の一部が平成23年に開放された、環境省が良く整備を行なっている。故郷でもあるので行ってみたが低めのクマザサが根占状に生えており、キノコはあまり見あたらなかった。
この地方に見られるモリノカレバタケ(黄色形)にも似ているが、違うようである。
          ミヤマオチバタケ (タマバリタケ科)
標高1100mの森は霧の日が多いため、適度に湿りけを持っている、水分を含んだキノコも見られる。
          
          エセオリミキ (ツキヨタケ科)、
この属のキノコは似たものが多くいつも悩まされる。柄の状態が少し違うようで疑問があるが、

          モリノカレバタケ (ツキヨタケ科)
今月は第一日曜が都合で19日に変更になった。先月は39℃の気温であったが今日昼頃は19℃。膜状のつばではなく蜘蛛の巣状の皮膜を持っており、採集すると取れてしまう(下図) 傘径約3cm 全面に焦げ茶色の燐片が散在する。ヒダは離生している。
          コゲチャイトキツネノカラカサ(城川仮称) ( Lepiota )
2013年10月19日
横浜市
新治市民の森
10月最盛期だというのに今年は何処に行っても、例年になく不作の話、駐車場の近くの切り株の腐朽木に無数に発生していた、種名は個体差の範疇か?
          センボンクズタケ ( ナヨタケ科 )
今の秋は硬質菌さえもないなどの情報が入るが、わりかしまともな腹菌類が見られたので収めてみた。
         エリマキツチグリ (ヒメツチグリ科)
幼時の菌糸状皮膜は後消失するが殆ど見られなかった。成菌の個体差の範疇だろうか。
         アシナガイタチタケ ( イタチタケ科)
湿り地に何かを期待したところ、15cmもある大きなムカデのいる木の下近くに発生していた、キノコを移動して写す。
         アカヤマタケ (ヌメリガサ科)
平塚博物館との市民参加の合同観察会、昨日までの大型台風で山道は落葉落ち枝が多数散在。、キノコが少ない中で漸く見つけたもの。泥地の広葉樹の腐朽木に多数発生していた、吸水性があり、吸水時は褐色であるが、乾くと黄褐色になる。
          ムササビタケ (ナヨタケ科)
2013年10月17日
平塚市
霧降の滝
崖縁に生えていた高さ1cm程度の幼菌、今日は貴重なキノコである。

         アシボソノボリリュウタケ (ナボリリュウタケ科)
最近県内の里山ではこの属のものを見る機会がめっきり少なくなってしまった。種名も不明確なものが多い、数年前数回純粋培養を試みたが、失敗に終わった。上部の紫褐色のものはPeziza sp.
                                日本産ロクショウグサレキンの検索表
         アオサビシロビョウタケ (石川仮称)(ロクショウグサレキン属)
滝の近くの土手、蘚苔類が生えている間から発生していた。
    
         クラガタノボリリュウタケ (ノボリリュウタケ科)
10年前に当会の鎌倉地区の観察会で見たことがある記憶があった、傘径6-8mm、粉物質がこぶ状に隆起している。 (参考資料:くさびら No25、2003 )
         コナカラカサタケ ( ハラタケ科 )
武田さんが宮が瀬湖周辺で採集したもの、傘には強い粘性があり、皺はなく周辺に僅かに放射状線ガあるヒダは垂生、褐色に縁取られる胞子には特異な疣状突起がある、(注)”くさびら”18号P15:1996 参照。
         トゲミノフチドリツエタケ(城川仮称) ( Xerula sp. )
2013年10月13日:平塚市霧降の滝
平塚市博物館(市民参加)と神奈川キノコの会共催の合同キノコ観察会、同定風景
キノコの季節、軟質菌を求めて尾根筋を歩いたが乾燥していて、何も見つからない、里山コースを歩けば良かったと、思ったが後の祭り、傘径2cm位の幼菌、切ってみてイグチと解る、変色はなし。

           シィワチャヤマイグチ ( アワタケ属)
2013年10月13日
横浜市、
県立四季の森公園
暑い位の秋日和、尾根筋から、里山に戻って帰り始めた時に漸く、1.5cm位のものに出会った、証拠写真として残す事にした。
         アセタケ属の一種 (アセタケ科)
神奈川キノコの会新治グループによる「関西・関東キノコ展」メンバーの中には定年退職後関西に移った人達がいる、その人達にも参加して戴いての東西のキノコ写真展」
        県立四季の森公園(横浜)のキノコ写真展
子嚢盤は3cm程度で椀形、片側が下まで切れているものが何個かあったので、Otidea と考え、側糸を見たら先が婉曲していたので、てっきりOtideaとおもい込んでしまった。最後にメルツアーでの結果子嚢はメルツアー液で広く青く染まりアミロイド。先端は蓋状、胞子は16.2〜20×9.5〜11μm小さな疣状である。 入生田では初認科博 の細矢先生、お忙しいところ有難うございました。(10/11UP)
           モリノチャワンタケ (チャワンタケ科)
2013年10月
旧盤菌類
検鏡図付
腐朽木上に発生していた子嚢盤径約15mm程度のチャワンタケ、表面は黄褐色で平滑である。子嚢はメルツアー試薬でー、胞子は楕円形で中に1〜2個の油球がある、A. epispartiusと似ている。(中G氏)
           Acervus sp. (ピロネマキン科アセルブス属)
鴨池公園で中G氏が採集、一見ナガエノチャワンタケに似ている。胞子は広楕円形、(中G氏)
           クラガタノボリリュウタケ ( ノボリリュウタケ科 )
クラガタノボリリュウタケに似ている。子嚢胞子にラクビーボール状のものが何個か見られたので
本種にしたが 疑問が残る。
          ナガエノチャワンタケ (ノボリリュウタケ科)
9月頃までは子嚢盤の托外被に微毛の生えているものが多かったが、ようやく本来のノボロリリュウタケが出てきた。時期的なものなのだろうか?胞子は広楕円形で中に大きな油球があり長さが20μもある。
        ノボリリュウタケ (ノボリリュウタケ科)
子嚢果の色が多少気になったがこれも個体差の範疇にはいるようである。入生田でも数多く見られた。
         ズキンタケ (ズキンタケ科)
生命の星・地球博物館の前庭の芝生には春秋毎年の様に発生する、菌類のボランテアにとっては楽しみにしている。今日は10月度の入生田菌類調査会、数日前雨にも恵まれたので、大いに期待をした。
           コキイロウラベニタケ (イッポンシメジ科)   
小田原市
入生田
2013年10月3日
今日は蒸し暑く29度もある、キノコはいっぺんに姿を見せてくれた。やはり10月に入ったと言う感じがする。このキノコも何箇所かでみられた。柄の頂部に網状模様、管孔の色の変化は見られない。
          ニガイグチモドキ ( イグチ科 )
傘の色はあずき色、柄には縦繊維条があり中実、ウスムラサキイッポンシメジとやや似ているが傘に放射状のしわがあるのに対し、このものはない。
           アズキクサウラ ( イッポンシメジ科 )
最近毎年の様に見かける。やはり温暖化の影響だろうか?子座は地上に落下した柿の種子上、子嚢果の内部には小房がありその中に錯綜菌糸、卵形の子嚢を散在、熟後子嚢は消滅して子嚢胞子を内蔵する、写真は有性世代のコブである、昔この中の子嚢胞子を見せてもらった事があるが、子嚢胞子は球形に近く数個の短い柄状のものを持っている。不整子嚢菌綱→エウロチウム菌綱 (新分類) 
           カキノミタケ (マユハキタケ科)
10月に入りようやく軟質菌も出始め、参加者した菌類ボランテアには安堵の表情が見られた。

          10月3日 小田原市入生田、県博菌類調査