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風もなく暖かい日となったので近くを歩いてみた。乾燥が続いたのでキノコらしいものは見られなかったがそれでも不明なものに出くわした。傘径は35m/m位、ややぬめりがある。検鏡してみたら、余計判らなくなってしまった。
      ハタシメジ近縁種?(キシメジ科)
大和市泉の森
2011年11月27日
この森は広葉樹が多い、特にシラカシは多く市ではシラカシ林として力をいれている。この道の崖に生えていた数本、傘径は約16m/m襞は粗く、柄は約6cm径は2mm程度、暗褐色の縦筋がある。胞子は7〜9μmの球形で尖ったイボをもっている。メルツアー試薬は弱アミロイド。顕微鏡的にはLaccaria amethystea (ウラムラサキ)と似ているが一応不明菌とした。
       キシメジ科 の仲間
シラカシ林の中の枯樹に写してくれと言わんばかりに多数重生していた。生まれたばかりの幼菌も可愛い姿を見せている。この時季硬質菌も貴重なものになる。
     ミダレアミタケ (多孔菌科)
11月度定例の新治観察会、数日乾燥が続いたのであまり期待をしなかったが、昨夜の雨でか?予想に反して嬉しい結果になった。今朝生まれたばかりとも思われる埃を知らない純白な姿。8枚ばかり写してようやくまともな1枚となったが…。
      ヒラタケ(ヒラタケ科)
横浜市
新治市民の森
2011年11月6日
今年はあまり見られなかったが、今回は数箇所で一時に満開になった。これも今年の異常気象の影響か?柄が太く見るからに美味そうに見える。
      ハタケシメジ(キシメジ科)
時折細かな雨で湿っており、全体にワイン色〜サクラ色で柄も多少屈曲していて特徴がでている。大きなきのこも良いが繊細なきのこも好きである。
      ウスベニイタチタケ(ヒトヨタケ科)
イタチタケが群生している近くに姿を出していた。傘は繊維状の鱗片に覆われ、柄も同色の繊維状である、つばの名残りか細く黒い繊維状である。
      ムジナタケ(ヒトヨタケ科)
時折霧雨が舞い降り傘の表面に水溜りが出来た。乾いている時は暗褐色であるが水溜りに光りが反映して明るい橙褐色に見える。 霧雨時のきのこ探索もミラクルの楽しさがある。
     ツチナメコ (オキナタケ科)
これも霧雨の賜物か?2m位の落ち枝にびっしりと付いていた。子実体の径が10cmもある耳形をした綺麗なきのこである。外被は白い微毛で覆われている。
      アラゲキクラゲ(キクラゲ科)
この場所は数年前までは道端にベニタケ属のキノコが数本出た程度であったが、2年前ごろから毎回楽しませてもらえる所になった。キッコウアワタケ?に似ていたが偏見と独断でこの種とした。
      アワタケ(イグチ科)
11月度県博の入生田菌類定例調査会、例年だとこの月は多くの種類が見られるが今年はどの地域でも振るわないようである、最初に出会った軟質菌、数本が散生していた。

      モエギタケ(モエギタケ科)
小田原市
入生田
2011年11月3日
道端の崖に数本散生しており、傷をつけると濃黄色の乳液が出た。
    
      キチチタケ(ベニタケ科)
今年は例年になくキノコが少なかった、入生田でも例外ではなかった。その中で珍しいキノコガ道端の崖に数本姿を現した。フウセンタケ科に詳しい宮内氏が2010年6月出版された「新潟のきのこ」によると日本では黄色を基調としたフウセンタケは珍しい、襞は黄色などが特徴、はじめピンク色が混じる、とある。(詳細:Mycoscience 42-231 2001)
       キヒダフウセンタケ(フウセンタケ科)
水分を多く含んだ腐朽木より発生しており、子嚢盤は2.5cm位までで褐色〜濃褐色、柄はない。子嚢胞子は非常に大きく 21〜26×14〜17μm位。メルツアー試薬で子嚢が青色見を帯びる。
       カバイロチャワンタケ(チャワンタケ科)