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この付近はカラマツ林が多い。漸く見つけた僅かな広葉樹の低木地で見つけた数本。標高約1300m地点、鮮やかな色をしている。
       アミガサタケ(アミガサタケ科)
長野県
蓼科高原
2012年5月20〜23日
初夏の高原は小鳥の鳴声が美しい、渓流沿いに登る、周りはカラマツ林ばかり。ゴジュウカラ、キビタキの姿が身近にみられる。なかなか見られないコルリもすぐ近くで何回か見られた。
 この小径で漸く見られた普通のキノコ。
       アシナガイタチタケ(ナヨタケ科)       
渓流沿い、カラマツの腐朽木の孔から顔を出していた。傘径約1cm柄は10cm程度。ヒダの縁が紅い
       ヒメチシオタケ(ラッシュタケ科)
標高1300m位のところでこの時季見られたキノコ、傘径約2cm程度、消去法でこれにしたが自信がない。採集してくれば解ったのにと思うが。
       イッポンシメジ属 (イッポンシメジ科)
蓼科山に向かう沢添えのカラマツの苔むした腐朽木に生えていた、チシオタケの傘には毛の様なほう子嚢柄をつくり柄の先端には丸いほう子嚢をつけている。
       タケハリカビ(スピネルス・フシガー)
カラマツ林に生えていた。アマタケに似ているが、傘の縁部が薄くないなど。

       モリノカレバタケ属 sp.. (ツキヨタケ科)
似たようなキノコが多い、不明菌である。

        ツキヨタケ科 (旧キシメジ科) 不明菌
       
生命の星・地球博物館の5月度定例観察会、朝は陽がさしたが11時半頃から急に雨なる。ヒナノチャワンタケ属の典型的な姿。子嚢盤径1mm程度の小型菌、枯れた小枝に発生、40倍実体顕微鏡にて。     ヒナノチャワンタケ属 sp.
       
小田原市
入生田
2012年5月10日
県内では昨年まで滅多にしか見られなかったもの、今年はいろいろな場所で見られる。
       ウラスジチャワンタケ(ノボリリュウタケ科)
不思議なきのこ、湿り気の多い肉塊状になっている。きのこと名が付くが赤色の肉塊そのものであり、切って見ると肉から赤色の液汁が出る。学名の意味は、小さな管・肝臓の意味。スダジイの根の近くの幹から出る。(食)美味いとは思わない。
       カンゾウタケ(カンゾウタケ科)
新治市民の森の5月の定例菌類観察会、数日前までの雨と気温の上昇により、いろいろのものが見られた。落葉に埋もれたホオの実から発生していた、種名のmagnoliaeはホオの木の学名、白い部分は分生子体、熟するとやや太くなり子嚢殻のため粒状になる。
       ホソツクシタケ分生子体(クロサイワイタケ科)
横浜市
新治市民の森
2012年5月6日
これも落葉に埋もれたホオの果実から発生していた、水没した流水中の枝などから出るのが普通であるがホオの実とは珍しい。似たものにミズタマタケ(青木仮称)があるが検鏡で側糸の形状と茎の中心、子嚢盤が饅頭形ではなく凹形なのでCudoniella 属とした。
      Cudoniella  属 (ニセズキンタケ属)
チャワンタケのシーズンが漸く訪れた感じ。何種類か見られた。チャワンタケ目は多く、肉眼での同定は難しくだまされる事がよくある。子嚢盤径約6cm湿った広葉樹の朽木に発生していたものを、都合上明るいところに移しものである。
       オオシトネタケ(フクロシトネタケ科)
コナラの伐採枯木から出ていた。傘径2cmほどの小さなもの、拡大してみた。表面は粗毛に覆われている。
     アラゲカワキタケ(タマチョレイタケ科←科名変更)
新緑の季節、今年は遅れていたキノコの時季が漸く到来した感じ、中型の可憐な種類。
     スジオチバタケ (ホウライタケ科←科名変更)
ヒノキ、スギ、広葉樹の混合雑林でしばらくぶりで姿を現した。新治でのお出ましは珍しい。
     アミガサタケ (アミガサタケ科)
何時もの馬糞の畑に何本か纏まってはえていた。今回はこの種でフリンジはなかった。
     センボンサイギョウガサ(オキナタケ科←科名変更)
チャワンタケ目のラッシュである、この種は、未記載のものが多い、図鑑に載っているのは4割にも満たない。これもその内の一つである。
      Discina sp. (フクロシトネタケ科)
斜面に盤径0.5〜1cm位のものが多数発生していた。柄は1〜2cm程度で地中の草本の枯れ茎に繋がっている。胞子は未だ出来ておらず、菌核も未だであるが一応キンカクキンに入れてみたが。            不明菌