クロムラサキニガイグチ (イグチ科)
Tylopilus fuligineoviolaceus Har. Takah. sp. nov
07年9月29日 小田原市入生田


高橋氏の論文 Mycoscience 48 (2), 2007, pp. 90-99.
を引用してみる、

日本産イグチ科の5新種

高橋春樹 907-0001 沖縄県石垣市字大浜 284-1
日本(沖縄,鹿児島,宮崎,神奈川,東京)において採集されたイグチ科の

5新種について記載した.
 1)
ナンヨウウラベニイグチ Boletus bannaensis Har. Takah, sp. nov.:沖縄県石垣島の照葉樹林内地上に発生.
2)
ウラベニヤマイグチ Leccinum rhodoporosum Har. Takah. sp. nov.:沖縄県石垣島の照葉樹林内地上および兵庫県神戸市北区のコナラ,   シラカシ, アカマツを主体とする林内地上に発生.
3)  ウロコキイロイグチ Pulveroboletus brunneoscabrosus Har. Takah. sp. nov.: スダジイ, オキナワウラジロガシ, イチイガシなど樹下に発   生し, 現在までのところ沖縄県石垣島,鹿児島県奄美大島,宮崎県において本種の分布が確認されている.
4) ダルマイグチ Rubinoboletus monstrosus Har. Takah. sp. nov.: 沖縄県石垣島の照葉樹林内地上に発生.
5) クロムラサキニガイグチ Tylopilus fuligineoviolaceus Har. Takah. sp. nov.: 東京都および神奈川県の照葉樹林内地上に発生

 Mycoscience 48 (2), 2007, pp. 90-99.