クロコバンタケ(ボリニア科ヘタタケ属)
Camarops polysperma(Mont)Miller
2010年8月1日 神奈川県相模原中央緑地
神奈川キノコの会の定例屋外勉強会、こもれびの森では直射日光も
木の葉で遮られ、日射病もどうやら免れることが出来た。今年はセミの
泣き声が聞こえなかったが連日の猛暑で地中より出られなかったのか?
ボリニア科のこのキノコ、広葉樹の樹皮がミシミシ剥がされるような
気がするA.構成菌糸は太いC、子実体は30ミリ長で幅は10mm程度@。
子嚢は8胞子を1列に斜めに並べる。円筒形で大きさは30×5μ程度
メルツアーで微かに先端が青くなる。
子嚢胞子は5×3μmと小さく中に油球を2個持つ、側糸は幅1.5μm
程度で10μm位から200μm位のものもあり、不思議な側糸である。

@Camarops polysperma子実体


A子座の縦方向の断面

B子座断面下部

C構成菌糸
C