アオキオチバタケ(キシメジ科) |
M. aucubae Neda |
2008年7月10日 茅ヶ崎市清水谷 |
似た種にハリガネオチバタケ、ウマノケタケなどがある、難解なので文献から引用し記載する。 |
ウマノケタケ M. crinis-equi F.Muell ex Kalchbr.: 傘は径 6-7 mm, 放射状の溝線を表し, 淡褐色のち黄褐色〜オリ−ブ褐色; ヒダは襟帯に付着する;
柄は細長く 14 cmに達し, 黒色, 毛髪状, 馬の毛状の根状菌糸束を多数絡ませた上に発生する (arising from a tangle
of a tough mycelium); チャその他の枝上; 欧州, インド, オ−ストラリア, 日本.
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ハリガネオチバタケ節 7. Sicci Singer: 子実体は小〜大型, 繊維状, 密綿毛状,
剛毛 状の毛
(菌糸体) が常に基部を被い, 稀に白色根状菌糸束を持つが黒色根状菌糸束はない; 実質は偽アミロイド, クランプを持つ; 傘の上表皮層は子実層状被でハリガネオチバタケ型 (Siccus-type) の末端細胞からなる;
表皮組織および子実層に剛毛体様シスチジアがしばし ば存在する;
側シスチジアを持つかまたは欠く; 縁シスチジアは一般に箒状, 時に有色; グレオ シスチジアが時に存在する (Pegler 1983); 一般に腐生, 稀に内生菌根性.
多くは熱帯〜亜熱帯産. 基準種:M.
siccus (Schwein.) Fr. (1822).
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アオキオチバタケ節 . Hygrometrici Kuhner: 子実体は通常小型で有色; 傘の上表 皮層は通常シロヒメホウライタケ型(Rotalis-type)の箒状細胞を有し,
子実層状被を形成する;
クランプを持つ; 実質は非アミロイド; 柄は細く, 暗色, 中心生, 基部は無毛; 時に黒色根状菌糸束を持つ; 特別な臭いはない; 植物遺体上に発生. 基準種:M. hygrometricus (V. Brig.) Sacc.. アオキオチバタケ M.
aucubae Neda (1998): アオキの落ち葉枝に発生. 東京, 熊本.
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