ツバキキンカクチャワンタケ(キンカクキン科) |
Ciborinia camelliae Kohn |
2010年2月4日 小田原市入生田 |
ツバキノ花の季節、このチャワンタケのシーズンである。2月度の定例 |
調査会ではこのチャワンタケがあちこちで沢山採集された。 |
下の写真は地中の菌核部を写したものである。 |
子嚢は栓を持った蓋なしの頂点でヨードにより青くなっている。 |
子嚢は棍棒状円筒形で約140×7μm程度、子嚢胞子は楕円形 |
平滑、両端に油点が見られる。 |
側糸は糸状で先端がやや太くなっている。1.5μm |
大谷氏やKorfnoの検索表によると核菌は菌核の髄部に宿主組織の残片 |
をを含み、培地上ではなく少なくとも菌核の一部は培地の中に |
埋まっている。ー菌核は双子葉植物の茎中に生じるーニセキンカクキン属。 |