カバイロチャワンタケ (チャワンタケ科) 種名訂正 |
Pachyella clypeata (Schw.) 2015年4月5日横浜市新治市民の森 |
@腐 朽木に発生していました、子嚢盤は1〜1.2cm程度で平盤状、子実層面は光沢 (水分?)があり 椀型で褐色、全縁で子嚢盤面はやや波を打っている 肉質で脆く裏面は汚灰乳白色ゼラチン質、無枝、中心部で朽木に固着している |
A4月5日時点で子のう胞子は未熟で確認できず |
B子嚢は全体が淡く青変した |
当初 Peziza sp. と同定→カバイロチャワンタケに訂正 |
C2週間熟成し今日(4月19日)簡単な検鏡を行いました |
D子嚢胞子:は楕円形で油球を2個もっている。20〜22.5×11〜12.5um、 微かい疣状突起などが見られる |
E子嚢:は厚型でフタ付き型で8個の胞子を1列に並べている。 |
F側糸:は糸状2〜4umで数個の隔壁がある先端はやや太く多少内容物がある。 |
G托外被層:は数層の大な楕円形細胞で、最外部には棚状の菌糸がある (写真はコンゴーレッド封入) |
H托外被層のゼラチン部:に毛状菌糸(Hyphoid hairs)を確認 |