クロノボリリュウタケ近縁種
Helvella sp.
2012-12-13日 横浜市都筑中央公園
地下生菌の達人NGさんから送られてきた。クロノボリリュウタケに似ているが托外被に微毛状のものが生えているA。毛ではなく毛に似たものは実は毛ではなく托外皮層の突き出た細胞 Projecting excipulum hyphaeの様であるC、子嚢及び胞子はクロノボリリュウタケと良く似ているB、国内の記録を調べてみたが、大谷吉雄氏や今井氏などの記録にも見当たらない。
Mycotaxon 62:1-125.1997のP61に裏面に微毛のあるものではHelvella fusca Gillet,P60にHelvella maculata N.Sが記載されているが国内での記録はない。今回のものはH.fuscaに似ている。
Helvella の文献としてはElvellaceae Japponia (IMAI Sanshi)が横浜国大の研究報告として報告されている。

A子嚢盤裏面


B子嚢、子嚢胞子

C微毛状の細胞