Trichoglossum sp.
2013年11月19日 多摩市 (中G氏)
11月8日のものの再掲載である。高さ約3-4cm、子嚢盤約1.5cm 黒紫褐色で、やや弾力性がある。数本束生していた。子嚢は円筒形(ソーセイジ形)で200-210×25-30μmでJ+、子嚢胞子は細い円筒形でやや曲がり成菌では6-9septaを持つ中に多油滴がものもある。100-147×5-8μ、側糸は糸状で分岐をもつものもある、頂端は僅かに曲がる。剛毛は90−215×7.5μmで針状。
Sabuloglossum arenarium (Rostr.) に束生などは似ているが子嚢胞子は短い。
(参考文献)
@IMAI, Sanshi.GEOGLOSSACEAE JAPONIAE..Journal of the Faculty of Agriculture, Hokkaido ImperialUniversity 45(4): 155-264.1941
A"Generic circumscriptions in Geoglossomycetes "Persoonia 31,2031:101-111、P106 の生態写真とよく似ているが胞子の大きさは約40μmと小さい。
Microglossum atropurpureum シタタケ属 テングノコウガイと外観は似ているが、子嚢胞子は上記の種の長さは約1/2で束生でないなど異なる。

A子嚢胞子と剛毛 (2.5μm/1メモリ)

B 子嚢(2.5μm/1メモリ)

C 托外被の剛毛