@ 標本写真

コブミノアラゲコベニチャワンタケ (ピロネマキン科)
Scutellinia sp.
 2014年6月1日横浜市新治市民の森
アラゲコベニチャワンタケに外観は非常に似ており、肉眼での判別は難しい。
子嚢盤は皿型橙赤色径約12mm 毛は細く長い、1500−2000×45um、子嚢は円筒形で約225×12.5um、子のう胞子に特徴があり楕円形で小疣を持っている。18-20×11−12.5um、(疣除く)疣の大きさは1.5-2.0um、側糸は糸状で分岐はない、先端部分がアラゲコベニチャワンタケは上部は膨大し5-9umであるが、これは5-6um程度、5-7個の隔壁がある。神奈川きのこの会会報くさびら25号(2003年)に城川仮称コブミノアラゲコベニチャワンタケ Scutellinia badioberbis としているが、学名には多少疑念があるとの事である。採集は2002年9月富士太郎坊が最初であるが、その後平地での報告はみられない。城川先生有難うございました。 
注)Index Fungorum によると この属の種名は196記載



A生態写真


B子嚢(MLZは陰性)



C側糸


D Hairs



E子嚢胞子(完熟)