カタツブタケ属の一種(クロサイワイタケ科)
Rosellinia sp.
2009年12月6日 横浜市新治市民の森
この時期に入るとハラタケ類が陰を潜め硬質菌の仲間が顔を出す。
子嚢殻は大きくて約1.5mm程度で黒褐色のスビクル上に群生する。
孔口は乳頭状に突き出し黒褐色である。
子嚢胞子は紡錘形で僅かに湾曲する。27.5〜28.5×10〜11μm、
発芽孔スリットは中央から僅かに外れて長軸に平行な曲線を描く。
鳥の嘴状のものが見られるものもある。
通常この属のものには大きな油滴があるようだが、これには全く
見当たらない。
A図は検鏡ではスリットがすべてに確認されたが写真では撮影
できなかったので写真に手書きでスリットを入れてみた。


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