オルビリア SP.(オルビリア科)
Orbillia sp.
2016-4-3 横浜市 新治市民の森
広葉樹の湿った朽木上に発生していた。子実体の直径1〜2.3mm浅い椀形をしている。全体にゼラチン質で半透明やや橙色がかった黄色をしており、縁は全縁で平滑であり柄は0〜1.5mm、あるものは少なく殆ど基質に固着したものが多い。子のう、胞子とも未熟。
注記:文献より
平たい円盤状の有性生殖器官(子嚢盤)を形成するオルビリア綱オルビリア科((Orbiliaceae)の一部のものに、線虫捕食を行う種が知られている.[6] 。粘着性の菌糸の網を形成したり、菌糸(または菌糸から伸びた短い柄)上に粘着性のこぶを生じたり、あるいは多数の菌糸の輪を作って線虫を捕らえるなど、さまざまな捕食様式を持つ。菌糸の輪を形成するものでは、線虫が輪の中に虫体を入れた瞬間に、輪を構成する個々の細胞が急激に膨れることで輪の径を絞り、線虫の身体を物理的に拘束して捕らえる方式もみられる。さらに、これらの捕食器官と併用して、麻痺性毒物をも分泌する種も存在する」
http://satoyama-saijiki.net/Orbilia-sp2012603all.html