ニセビョウタケ属 sp.(ズキンタケ科)
Hymenoscyphus sp.
2010年2月9日 茅ヶ崎市 清水谷
水に半ば浸った広葉樹の腐朽木に生えていた。子嚢果の径約2mm
短い柄をもっている。やや椀形から子実層は凹形、やや平らである、
外皮層には毛はなく子嚢盤と同色、ゼラチン質、柄がなければ
Tapesia に近い。
子嚢は棍棒状円筒80〜88×6.4〜8μm、先端はI+、頂点は典型的な
壁圧の頂点で繊細な孔で塞がれ壁を塞いでいる物質が出るまで
穴を満たしている。典型的なビョウタケ目の特徴か?。
子嚢胞子は平滑で紡錘形両端に小さな油滴が見られる(下中央図)
子嚢に2列に並んでいる。(下左図)
大きさは10.5〜11.2×4.5〜4.8μm、
側糸は糸状で約50×1.6μm、隔壁をもっている。
子実下層は多角菌組織。