フジイロチャワンタケ(チャワンタケ科)Peziza sp.
Peziza michelii (Boud). Dennis
2012年11月27日 東京山案内人採集
托外皮層はふじ色をしている。N爺さんが子嚢菌を8種送ってきた内の一つ。子嚢菌類は外観だけでは判らない。検鏡の結果メルツアー反応は子嚢先端で陽性、胞子はイボ状楕円形で16〜17.5×8μm子嚢は円筒状で約 250×15μm、側糸は糸状で先端は燐寸の先端のように膨らむ。分岐はしていない、数個のsepta がある。
(文献):Peziza-michellii(Otani), Notes on Some Interesting Cup-fungi in Tukuba.Acadimic New Town 第8項参照
(参考)フジイロチャワンタケモドキは子嚢胞子が12〜14×6〜8μm、側糸は先端が次第に太くなり、薄紫色の内容物があり、分岐し1-2の septaがある。柄はない。など

A子嚢と子嚢胞子(×400)



B側糸(先端は下方)