ヒメロクショウグサレキン(ズキンタケ科)
Chlorociboria omnivirens
2009年2月1日 横浜市新治市民の森
子嚢盤は椀形径約3mm程度、柄は中心性で極めて短いA、外面は青緑色で
微毛がある、子実体は白色に近い、
子嚢胞子は長紡錘形で端は細くなっているB、で2.5×22.5μm程度、1セプ
ターのものやセプターの無いものなどがある。子嚢は円筒形で
7.5×100μm程度、 托髄層は絡み合い菌組織で密な菌糸からなる。
イギリスのM. J. Berkeleyによって1859年にPeziza omnivirens Berk.として
報告され、後にJ. R. Dixonによって属の変更が行われChlorociboria
omnivirens (Berk.) Dixonとされたようである。
文献としてはRichard KORF 氏が1985年に半年ばかり来日した時の報告書
Japanese Discomycete Notes T-]Y」(横浜国大よりでている)
のXにロクショウグサレキン属の種がSPを含め8種記載されている。
、この属で子嚢盤が白いものはこの種のようであるが。

@ 子嚢盤

A 外被層

B子嚢胞子  C