Chlorociboria omniverens
クロハナビラタケ亜科 (ロクショウグサレキン属)
2009年3月1日 横浜市新治市民の森
今回もこの森の違う場所で見つかった
子嚢盤は椀形径約3mm程度、柄は中心性で極めて短い
外面は青緑色で微毛がある。
子実体は白色に近い、子嚢胞子は長紡錘形で端は細くな
っている。2.5×22.5μm程度、1セプターのものや無
いものなどがある。子嚢は円筒形で7.5×100μm程度
托髄層は絡み合い菌組織で密な菌糸からなる。
イギリスのM. J. Berkeleyによって1859年にPeziza
omnivirens Berk.として 報告され、後にJ. R. Dixonによって
属の変更が行われChlorociboriaomnivirens (Berk.) Dixon
とされたようである。文献としてはRichard KORF 氏が
1985年に半年ばかり来日した時の報書告Japanese
「Discomycete Notes T-]Y」D(横浜国大発行)
にロクショウグサレキン属の種がSPを含め8種記載
、されている。この属で子嚢盤が白いものはこの種のよう
であるがヒメロクショウグサレキンとは別種との事である。
和名はまだ無い模様。